百合崎ミアちゃん! お誕生日おめでと~!!!
当ブログは立派な星騎士を目指す百合崎ミアちゃんを応援しています。
ということで当記事では百合崎ミアで学ぶ四字熟語・ことわざと題しましてティンクルスターナイツの百合崎ミアに関するストーリーやボイスにて登場した四字熟語、慣用句、ことわざについてまとめましたので一緒に学んでいきましょう。
端的に言うと国語の勉強です。
百合崎ミアについて
この記事をご覧になっている方でミアのことをよく知らないという人はいないと思いますが、一応説明。
新星学園の風紀委員の1人。
れっきとした新星学園の生徒だが、幼い外見のため附属生と間違われることもしばしば。
真面目な性格で、風紀の取り締まりにも積極的だが融通が利かない一面も。
見た目で侮られたくないという気持ちが強く、ツンツンしがち。
去年の1/11に開催された討伐イベント、「コラプサー襲撃Ⅰ」にて登場したキャラクターで、新星学園1年の風紀委員です。
子供っぽい見た目や言動をするキャラではありますが、「コラプサー襲撃Ⅰ」のイベントではメインキャラとして大立ち回りを見せ、コラプサーの一員であるキサナの撃退に大きく貢献します。
そんな彼女の趣味は「熟語の勉強」で、日常会話ではあまり使わないような四字熟語や慣用句・ことわざを多用するという知的な一面を持ちます。(BL好きという痴的な一面も持っていますが)
ということで我々も立派な星騎士になるために彼女の使用した語彙について学んでいきましょう。一部聞けてないボイスもあるので抜け漏れあると思いますがその辺はご了承を。
四字熟語
言語道断
風紀委員をおちょくるなんて言語道断よっ!
───星騎士ストーリー第1話「百合崎ミアはオトナな風紀委員?」より
意味:言葉に表せないほどあまりにひどいこと。とんでもないこと。もってのほか。(出典2)
クロト君に子ども扱いされた際の一言。星徒会長相手でも臆さないところがかっこいいです。(関係ないんですが、クロト君年下相手には結構調子乗ってるところがありますよね)
言語道断とはもともと仏教の用語で、究極の真理は言葉で言い表せないことから転じて、今では否定的な意味になったようです。オタクが好きなコンテンツに触れたときに語彙が死ぬのも言語道断といえるのかもしれませんね(適当)。
堅忍果決(けんにんかけつ)
意味:強い意志で堪え忍び、いったん決めると思い切って断行すること。また、そのような性質。「堅忍」は意志がきわめて強く、じっと堪え忍ぶこと。我慢強いこと。「果決」は思い切って事を行うこと。(出典2)
剛毅果断(ごうきかだん)
堅忍果決、剛毅果断、強い意志を以て臨めば為せないことなんて──
───イベントストーリー「コラプサー襲撃Ⅰ」第2話より
意味:意志がしっかりとしていて、思い切って事を行うさま。また、決断力に富んでいるさま。「剛毅」は気性が強く屈しないこと。意志が強く物事にくじけないこと。「果断」は思い切って事を行うさま。(出典2)
どちらも思い切って物事を行うといった意味の四字熟語。ぱっとこの2つを出せる語彙には驚きです。「堅忍」や「剛毅」というワードは挫けない心を持ったミアちゃんに似合ったワードですね。
先手必勝
先手必勝よ!
───図鑑ボイス「ロケットスタート成功」より
意味:戦いの局面で相手よりも先に攻撃を仕掛ければ、必ず勝てるということ。(出典2)
これもSPDタイプのミアちゃんらしい言葉。実はCT11~13のキャラクターは彼女が最初だったりします。
ミアのEX2「イグナイトインパクト」では開幕から自身のATKを300%アップしながら最大3300%の火力を叩き込め、交流会の下の方や討伐イベントの一定レベルまでの敵であれば一撃で伸してしまえる、まさに先手必勝の攻撃です。
一気呵成
一気呵成に攻めるわ!
───図鑑ボイス「攻撃を選択」より
意味:ひと息に文章を完成すること。また、物事を中断せずに、ひと息に仕上げること。(出典2)
基本的には文章を仕上げることに使われるようですが、単純に「一気に」「一息に」といった意味合いで使えるようです。知らなかった。
攻撃選択時のボイスなのでミアちゃんを使っている方ならよく聞いた言葉のはず。
一撃必倒
一撃必倒の! イグナイトインパクト!
───図鑑ボイス「EXスキル2カットイン」「EXスキル2発動」より
出典見つからず。「一撃必殺」の対義語として「多撃必倒」というものがあるらしく、それに類するものと思われます。(そもそもボイスの書き起こしなので間違っている可能性がありますが)
そもそも「多撃必倒」からして出典が少なく、由来が曖昧ではあるのですがおそらく空手をはじめとしたの武道関係の用語のようです。辞書によっては載ってたりするのかな?
ことわざ
姿は俗性(ぞくしょう)を表す
姿は俗性を表すって言ってね。外見は内面を映し出す鏡なんだからっ。
───星騎士ストーリー第1話「百合崎ミアはオトナな風紀委員?」より
意味:人の容姿を見れば、その人の人柄や家庭の環境を知ることができるというたとえ。(出典1)
ミアちゃんの言う通り、外見が内面を表しているといった言葉。人は見た目だけが全てじゃないとは言いますが、見た目も確実にその人の一部ではあります。
……いやホント、耳が痛い言葉です。
目の黒いうち
私の目が黒いうちは不良行為なんてさせないんだから♪
───星騎士ストーリー第4話「はじめての寄り道」より
私の目が黒いうちは、どんな規律違反も見逃さないから
───図鑑ボイス「汎用①」より
意味:生きている間。目の玉の黒いうち。(出典2)
人間、死んだときには目の色が濁ることから生きているうち、といった意味のついた言葉。時代劇の決め台詞で使われているような印象です。
日本人は基本的に黒目なので日本人的な表現といえますね。
ミアちゃんは赤目ですけど。
天網恢恢(てんもうかいかい)疎(そ)にして漏らさず
天網恢恢疎にして漏らさず──風紀委員の威信にかけて、必ず取っ捕まえてやるんだから!
───イベントストーリー「コラプサー襲撃Ⅰ」第1話より
意味:天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。
ざっくり言うと「悪は滅びる」といった言葉。由来は中国の思想家・老子の書物によるもので、その歴史は紀元前にまで遡ります。
中国由来のことわざにまで精通しているとはさすがです。
二葉(ふたば)にして絶たざれば斧を用うるに至る
二葉にして絶たざれば斧を持ちうるに至るって言いますしね。
───イベントストーリー「コラプサー襲撃Ⅰ」第1話より
意味:災いは大きくならないうちに除かないと、後には処置が困難になること。(出典3)
エリス「ふた……? ええと、すみません。この国のことわざには疎くて……」
こちらも出典曖昧。ストーリー上で「持ちうる」と表記されていますが、おそらく「用うる」が正しそうです。
フランス出身のエリス先輩には通じなかった様子。というか日本人でもほとんど聞いたことないと思います。
彼を知り己を知れば百戦殆(あやう)からず
敵を知り、己を知れば……ってよく言うじゃない
───イベントストーリー「コラプサー襲撃Ⅰ」第6話より
彼を知り、己を知れば、百戦殆からずか……まずは私、ちゃんと己を知らなくちゃ
───図鑑ボイス「親愛度③」第6話より
意味:敵と味方の情勢をよく知って戦えば、何度戦っても敗れることはない。(出典4)
こちらも由来は中国、孫氏より。考えなしに突っ込んでいったことを後悔したミアより出た台詞で、ここでキサナについてしっかりと分析することにより後の撃退へとつながる、いいシーンです。
原典では「彼を知らずして己を知れば一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば戦ふ毎に必ず殆ふし」と続き、まずは己を知ることの重要性を説いています。
一対一の格闘技のようなものを想定すると己を知るとは? となりますが元が兵法であることを鑑みると味方の情勢を把握しておくことが重要なのは当たり前といえますね。
肉を切らせて骨を断つ
意味:自分も痛手を受ける代わりに、相手にそれ以上の打撃を与える。捨て身で敵に勝つ。(出典2)
虎穴(こけつ)に入(い)らずんば虎子(こじ)を得ず
肉を切らせて骨を断つ、虎穴に入らずんば虎児を得ず、よ……。覚えて、おきなさいっ……!
───イベントストーリー「コラプサー襲撃Ⅰ」第7話より
意味:危険を冒さなければ、大きな成功は得られないことのたとえ。(出典2)
キサナに接近を仕掛け、作戦を遂行した時の台詞。ギリギリの状況でありながら育ちのあまりよくないであろうキサナにことわざを説く余裕が見えるのがかっこいいシーンです。
「肉を~」は肉を切らせて骨を切るとも。「虎穴に~」についてはこちらも中国由来で、原典的には虎児→虎子が正しいですが意味合い的には問題ないでしょう。
勝って兜の緒を締めよ
まずまずね、兜の緒を締めなくっちゃ!
───図鑑ボイス「戦闘勝利」より
意味:敵に勝っても油断しないで、心を引き締めよ、というたとえ。(出典2)
由来は兜という言葉から察せられるとおり戦国時代のもの。北条氏綱が、息子の氏康に書いた遺言「五か条の訓戒」よりとされています(※)。
「五か条の訓戒」には他にも義を大切にすることや臣民を大切にすることについて書かれており、実際に北条氏康は法律や裁判制度の整備、税の負担の軽減等を行ったとされています。(出典5)
もう完全にクルスタ関係なく国語と歴史の話になってきましたね。まあ、慢心は最大の敵といったところです。
※実際には「一、手際なる合戦にて夥敷勝利を得て後、驕の心出来し、敵を侮り、或は不行義なる事、必ある事也。可慎。散々如斯候而、滅亡の家、古より多し。此心、万事にわたるそ。勝て甲の緒をしめよ、といふ事忘れ給ふへからす。」(出典5)とあり、書き方からして元々「勝って兜の緒を締めよ」という言葉が存在していた上での書き方にも見えます。元々北条家で標語のように使われていた言葉だったのかもしれませんね。まあ専門家でも何でもない一個人の見解ですが……。
千里(せんり)の道も一歩から
千里の道も、一歩から!
───図鑑ボイス「LVアップ」より
意味:遠い旅路も第一歩から始まる。どんな大事業も手近なところから始まることのたとえ。(出典2)
こちらも「老子」より。そろそろ解説で書くことがなくなってきました。
1里は距離の単位(※)で、時代や国によって基準が異なるのですが「老子」の時代では400mくらいだったとされているので、1000里は400kmということになります。直線距離にして東京から神戸くらいらしいです。
いや、だからもうクルスタ関係な
※実は更に元々では面積の単位だったらしい。
一年の計は元旦にあり
お正月だからって、あんまり気を緩めちゃだめよ。一年の計は元旦にありってね
───図鑑ボイス「元旦①」より
意味:一年のことは年の初めの元日に計画を立てて行うべきである。物事は初めが大事、しかもしっかりした計画のもと着実に行えということ。(出典4)
一日の計は朝にあり、から続く場合も。クルスタの年明けのガチャ1発目は天井まででフィオナ1、オオヒメ1だったのでまずまずといったところでしたね。え、そういうことじゃない?
そういえばこれを書くまでこの記事が年明け1発目の記事であることを忘れてました。まあ当記事の締めにふさわしいんじゃないでしょうか。
と、いうことで百合崎ミアで学ぶ四字熟語・ことわざでした。なんかもうクルスタ関係なかった気もしますが少しでもためになりましたら幸いです。
というか書いてて自分が一番ためになりました。クルスタって国語の勉強までできるんだ……。
今年もこんな感じのゆるい記事をゆる~く書いていくと思うのでよろしくお願いいたします。ではまた。